
葬儀における導師は、仏式葬儀で最も中心的な役割を果たす僧侶の事です。 その役割は非常に多岐に渡り、単純に葬儀を進行するだけでなく、故人の成仏を祈る宗教的な営みや、遺族・参列者の精神的な支柱となる事が求められます。
導師とは何か
仏教の儀式において「導師」とは、本来、仏の教えを説き人々を正しく導く役割を担う方を指します。 葬儀や法要では、中心となって読経を行い、他の僧侶(脇導師や役僧)を束ねるリーダー的な存在です。 特に故人の霊に引導を渡し、この世からあの世への旅立ちを助ける為、「引導僧」とも呼ばれる事があります。
導師の具体的な役割
・読経の中心
導師は厳かな雰囲気の中で読経し、参列者もその読経に耳を傾けながら故人の冥福を祈ります。 この読経は葬儀の中核であり、故人が迷わず成仏できるように導いていきます。
・焼香や作法の指導
慣れていない人も多い葬儀の場で、導師は焼香作法などの指導も行い、参列者が正しく弔意を示せるようサポートします。 多くの場合は葬儀社スタッフが焼香の作法説明を行います。
・全体進行・儀式の責任者
導師は葬儀全体を厳粛且つ滞りなく進行させる責任者でもあります。 宗派や地域によっては進行の作法や流れが異なるため、その場にふさわしい雰囲気を作り出す役割も担います.
関連する僧侶と立場
〇脇導師(副導師)
輔佐・補助的に動く僧侶です。 大規模な葬儀や地域によっては、導師+脇導師数名という体制で読経や儀式を進めるケースもあります。
〇役僧
導師や脇導師の補助を担い、焼香の案内や所作法のサポート役となる僧侶です。 住職の資格は不要普段はお寺の管理や事務的作業を行っている事もあります。
導師を務めるのは誰か
多くの場合、故人や遺族が進行する菩提寺の住職が導師を務めます。 導師をどの僧侶に依頼するかは、宗派や地域、家のしきたり、そして遺族の希望によって異なります。 「ご導師様」と呼ぶのが丁寧です。
導師の重要性
導師は宗教儀礼の執行者にとどまらず、悲しみの中にある遺族の心を癒すカウンセラーのような役割を果たします。 厳粛な雰囲気の演出や、不慣れな参加者への配慮も求められるため、深い宗教的知識のみならず高い人格と経験が必要とされます。
まとめ
葬儀の導師は、亡くなった方をご供養し、故人の魂を安心して送り出すために欠かせない存在です。 また、悲しみで不安定な遺族や参列者にとって、導師の振る舞いや言葉は大きな支えとなります。 葬儀が心温まる物となるためにも、導師の役割はとても大切です。
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