
「南無大師遍照金剛(なむたいしへんじょうこんごう)」は、主に真言宗で唱えられている念仏です。 これは、真言宗の開祖である空海(弘法大師)に帰依する事を表す言葉です。
言葉の意味と由来
南無:「帰依する」「おまかせする」という意味(サンスクリット語の「ナモ」から。)
大師遍照金剛:弘法大師(空海)の別名。 空海が唐(中国)にて密教を極めた際に与えられた「灌頂名(かんじょうめい)」であり、大日如来の別名でもあります。 つまり、「南無大使遍照金剛」は、「私は弘法大師空海に帰依します。」という誓いの言葉となります。
どういう時に唱えられる?
真言宗の法要やご葬儀で良く唱えられるほか、四国八十八ヶ所霊場巡り(お遍路)でも、巡礼者が唱える事が一般的です。 お遍路の際に身に付ける白装束にも「南無大使遍照金剛」と書かれており、「弘法大師(空海)とともに巡礼する。」という意味合いもあります。
唱える事の意味・功徳
この言葉を唱える事で、「弘法大師(空海)がその声を聴き、慈悲のの手を差し伸べて下さる」と伝えられています。 「苦しみも喜びもともに分かち合い、魂を導いてくれる存在」として、現代でも多くの人の心の拠所となっています。
真言宗のご家庭や寺院での使い方
真言宗のご家庭では、「南無大使遍照金剛」と書かれた掛け軸を床の間にかける事が多いです。 法要や法事、月参りや一年の節目など、様々な場面で唱えられています。
まとめ
「南無大使遍照金剛」は、真言宗信者にとって信仰の拠り所であり、また弘法大師空海という存在への厚い帰依や感謝を表現する大切な言葉です。 「お遍路」や真言宗の様々な宗教儀式で今も力強く唱えられています。
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